デジタルギターアンプの革新的製品。
これぞゲームチェンジャー。
Kemperについて
特徴
- 2011年ドイツで発売
- プロファイリング技術
- 膨大なサウンドを使用可能
もはや、この世の全てのアンプサウンドを出せると言っても過言ではないかもしれません。発売から10年以上が経ちコミュニティも強化、有償無償問わず、膨大な数のアンプサウンドを利用可能です。
Kemper最大の特徴であるプロファイリングテクノロジーは、有り体に行ってしまえば高性能なコピー機能。業界のリアルアンプサウンドのデジタル再現技術は現在進行形で向上中で、Quad CortexやToneXといった次世代機も続々と登場してきています。
革新を起こしたKemper。今なお事ある毎に比較対象とされる基準機的な存在です。
サウンド
Kemperラインナップ
ヘッドタイプ
Kemper Profiler Head
これぞ始祖Kemper。多くの機材が現れては消える中、10年以上存在し続けているモンスターデジタルアンプ。様々な派生機は出ているものの、いまだ初代のままなのが凄い。皆が望んでいるであろう、後継機が出ない事が逆にプロファイリング技術の完成度の高さを証明しています。
使用可能なサウンドは現在数えきれないほど存在。公式のコミュニティにアップされているリグ数は2万に迫り、有料リグパックも多方面で入手が可能。気の遠くなりそうな音探求の旅へ誘われる事間違いなし。
本機はパワーアンプ非搭載モデル。ギターキャビネットから音を出すためには別途パワーアンプが必要です。ホワイトカラーがあるのはこのモデルのみ。
Kemper Profiler Rack
パワーアンプ非搭載のラック型Kemper。ヘッドとの主な違いは、USB端子がフロント側に一つあり、ノブなどコントロールが一部省略されている点。基本機能や音は当然同じです。
単体ではヘッドタイプよりも軽量ですが、ラックマウントすると結果重くなります。
仕様
Head | Rack | |
Hundreds of preinstalled Amps | 〇 | 〇 |
Multieffect Processor | 〇 | 〇 |
Pro audio I/O | 〇 | 〇 |
Control and data interfaces | 〇 | 〇 |
Preamp | 〇 | 〇 |
600 Watt Poweramp | × | × |
Color option | White / Black | Black |
Size (H x W x D) | 217×378×173 mm | 139×483×220 mm |
Weight | 5.32kg | 5.00kg |
パワーアンプ搭載型
Kemper Profiler PowerHead
600WのクラスDパワーアンプを内蔵したKemperヘッド。ダイレクトにギターキャビネットに接続し、まさに従来のアンプ同様の運用が可能になったモデル。重さ6.5kgで可搬性にも優れています。
何故かカラーバリエーションは黒一色のみ。白は人気がいまひとつ?なのでしょうか。
Kemper Profiler PowerRack
パワーアンプ搭載ラック型Kemper。Babymetalの神バンドとしての活動でも知られる、故藤岡幹大氏や大村孝佳氏も愛用。彼らのサウンドの格好良さに勝る説得力などあろうはずがなく。
ラックを組んでおりライブ活動中心のプレイヤーの最適解はコレでしょう。
仕様
PowerHead | PowerRack | |
Hundreds of preinstalled Amps | 〇 | 〇 |
Multieffect Processor | 〇 | 〇 |
Pro audio I/O | 〇 | 〇 |
Control and data interfaces | 〇 | 〇 |
Preamp | 〇 | 〇 |
600 Watt Poweramp | 〇 | 〇 |
Color option | Black | Black |
Size (H x W x D) | 217×378×173 mm | 139×483×220 mm |
Weight | 6.50kg | 6.18kg |
フロアタイプ
Kemper Profiler Stage
- ヘッド/ラックと同音同性能
- 2つのエフェクトループ
- バックライト付きディスプレイ
- パワーアンプ非搭載
- 本体カラー : 緑
- サイズ : 470(W)×260(D)×85(H) mm
- 重量 : 4.6kg
Kemperのフロアボードタイプ。基本機能やサウンドクオリティはそのままにより軽量化に成功。Kemper本体とRemoteを融合した様な形になっており、多くのプレイヤーのニーズに応えたようなモデル。
その名の通りステージ仕様らしくエフェクトループを2系統装備。パワーアンプは非搭載で、イメージ的には他社のギタープロセッサーと同じ様な立ち位置なので、扱いに迷うような事はないでしょう。
価格的にもコスパナンバーワンのKemper。現状だと素直におすすめですね。
Kemper Profiler Remote
- ルーパー機能搭載
- エクスプレッション・ペダル端子を4系統装備
- 外部MIDI機器をコントロール可能
- サイズ : 420(W)×180(D)×75(H) mm
- 重量 : 2.9kg
Kemper専用フットコントローラー。ヘッドやラック型Kemperでライブをするのであれば必須アイテムでしょう。個人的な感覚と見解で申し訳ありませんが、中々にお高い…。
Kemper本体とセット販売しているショップさんも多いですね。これからKemperいく予定の人は、どの組み合わせで買うべきなのか悩ましいところです。
キャビネット
Kemper Kabinet
- 許容入力 : 200W
- インイーダンス : 4Ω
- スピーカー : Kemper Kone Neo 12×1
- サイズ : 516(W)×235(D)×430(H) mm
- 重量 : 11.30kg
Kemper専用キャビネット。現行品はリニューアルされた2代目になります。スピーカーはCelestionが新たに開発した12インチの「Kemper Kone Neo」を1発搭載。
パワーアンプ搭載型Kemperとベストマッチなのは言うまでもありませんが、許容入力が200Wなのは注意が必要。本体は600Wありますからね。まぁそこまで出す機会はそうそうないかとは思いますが。
Kemper Power Kabinet
- 出力 : 200W
- パワーアンプ内蔵
- 19種類のスピーカー・タイプを選択可能
- スピーカー : Kemper Kone Neo 12×1
- サイズ : 516(W)×235(D)×430(H) mm
- 重量 : 11.30kg
こちらはKemper Kabinetにパワーアンプを内蔵したモデル。パワーアンプ非搭載型Kemperのための専用キャビネットという位置付けです。出力は200Wを誇ります。
Power Kabinetの特徴は19種類のスピーカータイプを選択可能で、アウトプットサウンドを多彩に変化させる事ができる点にあります。技術の進化は本当に凄いですよね。
インフォ
●Kemper Amps
https://www.kemper-amps.com/
●Korg
https://www.korg-kid.com/kemper/
●Kemper YouTube公式
https://www.youtube.com/@kemperampsofficial/featured