今マジで楽器の値上がりが半端ない。
本当に欲しいものが買えない時代。
それでもお得に買えるアンプ…きっとあるハズ。
はじめに
コロナにより人の流れが鈍化し経済活動が停滞。さらに戦争による歪みが瞬く間に世界中に波及。色んな物の価格が高騰する、我々一般市民にとって非常に厳しい状況が現在進行中。
私も一応は音楽人なので、昔から毎日のようにネットを徘徊し楽器情報をチェックしているのですが、楽器の価格も今ヤバイことになっています。ザックリ言うとモノによりますがコロナ前の約2倍くらい。
ただそんな中、物価高の影響を無視し、価格が変わっていない製品もあるにはあるんです。今回はギターアンプに絞っていくつかピックアップし、皆様にシェアさせていただきます。
- 掲載内容は執筆時点の情報です
- 執筆後の価格変動はあり得ます
- 個人的趣向が多少反映されてます
お得なギターアンプ
Roland Blues Cube Hot
- 出力 : 0.5W~30W(切り替え方式)
- カスタム・スピーカー12インチ×1
- チューブ・アンプの様なフィール
- 3バンドEQ、リバーブ搭載
- サイズ:433W x 239D x 413H mm
- 重量 : 12.6kg
まずはローランド。ビンテージ・チューブ・アンプのサウンドを徹底的に追求し誕生した本アンプ。さすがは国内メーカー、頑張って価格を維持してくれている製品が多く、脱帽。
12インチスピーカーを搭載したソリッドステートアンプでサイズ感も丁度良い。出力切り替えが出来るので家庭用アンプとしても最適ですね。ビンテージライクなクランチサウンドが得意です。
●Roland
https://www.roland.com/jp/products/blues_cube_hot/
BOSS KATANA-50 MkⅡ
- 出力 : 0.5W~50W(切り替え方式)
- カスタム・スピーカー12インチ×1
- 合計10種類のサウンドを搭載
- BOSS TONE STUDIO利用可能
- サイズ:470W x 238D x 398H mm
- 重量 : 11.6kg
ローランドブランドのBOSSも当然同じ姿勢でございます。素晴らしい。KATANAシリーズはハイゲインサウンドにも対応したソリッドステートアンプで、この50Wモデルが今が安い!
理由は型落ち。実はKATANA-50 MkⅡ EXという後継機が既に発売中。機能拡張版との事ですが、今後併売していくとは考えにくく、人によってはこの旧版が大変お買い得なのではないかと思います。
●BOSS
https://www.boss.info/jp/products/katana-50_mk2/
YAMAHA THR10Ⅱ
- 出力 : 20W
- ベースにも対応
- 豊富なアンプタイプを搭載
- エフェクト4種類+空間系4種類内蔵
- サイズ : 368W x 183H x 140D mm
- 重量 : 3.0kg
YAMAHAの大人気超定番家庭用ギターアンプTHRⅡシリーズ。こちらも国内メーカーの雄ですが、価格据え置きには大変感謝ですね。ちなみに人気ギター“パシフィカ”も買うなら今がおススメかな。
THRⅡはワイヤレスモデルと30Wモデルもあり、プレイ環境に合わせて製品選択を行えます。練習用アンプとして必要充分過ぎる機能を搭載しており、評価が高いのも必然でしょう。
●YAMAHA
https://jp.yamaha.com/products/musical_instruments/guitars_basses/amps_accessories/thr-ii/index.html
EVH 5150Ⅲ LBX Ⅰ&Ⅱ
- 出力 : 15W / 3.5W
- 2チャンネル仕様
- 真空管 : ECC83S×5 (プリ) /EL84×2 (パワー)
- エフェクトループ搭載
- サイズ:W31.2 H17.8 x D15.3 cm
- 重量 : 6.80kg
EVHの小型チューブアンプヘッド。LBXは2モデルあり、コントロール部が白のものが“LBX”で黒のものが“LBXⅡ”になります。違いはグリーンチャンネルで、LBXがクランチ、LBX2がクリーンとなります。
何故か今になって適正価格。国内正規品は昔の方が価格が高くて、個人的にも当時の販売店に対し不信感を抱いたものでしたが、真空管アンプヘッドデビューは今もうコレで決まり。素直におススメ。
EVH 5150Ⅲ LBX-S
- 出力 : 15W / 3.5W
- 2チャンネル仕様
- 真空管 : ECC83S×5 (プリ) /EL84×2 (パワー)
- エフェクトループ搭載
- サイズ: W31.2 H17.8 x D15.3 cm
- 重量 : 6.80kg
LBXシリーズの最新モデル、LBX-S(Steslth)。旧機種との違いはやはりチャンネル毎のサウンドにあり、グリーンチャンネルがクリーン(LBX2)で、レッドチャンネルがフルバーン(LBX1)という仕様。
価格はもちろん、幅30cmアラウンドという超小型サイズのフルチューブアンプ自体が希少です。他だとミニレクチかヴィクトリー製品くらいでしょうか。小さくても爆音は確実なので心配な方は試奏推奨。
●EVH
https://www.evhgear.com/gear/amplifiers/head
Hughes & Kettner SPIRIT OF Rock
- 最大出力 : 50W(4Ω)
- SPIRIT NANOシリーズ
- サイズ: W190 x H90 x D90 mm
- 重量 : 約1.1kg
近年ソリッドステートアンプに力を入れているヒュースアンドケトナー。Spiritの名を冠した製品を多く販売していますが、このNanoシリーズは超小型アンプヘッドとして人気が高いです。
Vintage/Rock/Metalの3モデル展開。この極小サイズで最大50W出せるというのは信じ難い。小さいのは正義ですから本当に感心します。欲を言えば2チャンネル仕様であれば尚良かったかな。
●Pearl music
https://pearl-music.co.jp/hughes-and-kettner/product/heads/2391/
NUX Mighty Air
- 出力 : 10W
- スピーカー : 2インチ×2
- Bluetooth内蔵
- 充電時間 : 約3時間
- バッテリー駆動時間 : 約18時間
- サイズ:W186 x H98 x D91 mm
- 重量 : 780g
中国のブランドNUXの超小型ワイヤレスモデリングアンプ。詰め込まれた機能に反してコストパフォーマンスが高すぎる。楽器業界における中国製品の小型化とデジタル技術の高さは正直凄いです。
トランスミッター付属でこの価格。アプリを活用する事により豊富なサウンドとエフェクトが使用可能で、実に多彩なサウンドメイクが可能です。シンプルに楽しそうなアンプですね。
●NUX
https://www.nuxefx.com/mighty-air.html
終わりに
いやぁ、参りますね。
今回何とか見つける事が出来たお買い得アンプたちですが、他のほぼ全ての商品が値上がりしてました。個人的な記憶と調べた限りではありますが、まず間違いないかと。
特に海外製品は笑えるくらい高くなっているものもあります。お金持ちの人には無関係でしょうが、私なんかは今は何も買えません。EVHとか欲しいですけどねぇ。
また別カテゴリーで同様の記事を書けたら書きたいと思います。